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おーとまてぃっく☆シスターズ

ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

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今年の夏はなんでこんなに暑いんでしょうか?!各地で40度こえてるとか、それインフルエンザのときの熱くらいだからwなんて始めてみました、貧弱に定評のある撫子です。

ただいまです~~~めちゃ管理人不在で放置していたおーとまに、命知らずが戻ってきましたよ☆ブランクはありますが、ストックしている莫大なネタとか絵とか(ちょ)放出していこうと思います!もちろん現在進行形で(たぶん未来進行形おk)ネタ出し止まりませぬが!

こちらにはゼロックス小説をば☆あっまあまでつ。

余談ですが、私はどんなゲームでも近距離戦闘より遠距離が得意です。なので、ゼットセイバーをどうやればかっこよく使えるかさぱーり…おrz。切っ先が触れるすれすれで戦うのが基本だってのはわかるんですけどね!!ほら、体育が〇点だった人にそんなこと言ってもry

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 ハンターベースの通路を、小さな青い人物が小走りに進んでいる。胸に「UTAYA」のレンタルDVDを抱いて、通り過ぎる人々の間をちょろちょろと。時々きょろきょろして、探しているのはもちろんあの人。
「ゼロ、どこに行ったか知らない?」
「隊長なら談話室にいたと思うけど…」
「ほんと?ありがとうv」
 有力情報をゲットして、はやる気持ちをおさえながら談話室へと向かう。ひょこっと首から上だけ出して、その部屋をのぞいた。
「ゼロ、いる?」
「エックス。」
「よかった、見つけたvv」
 エックスが探していたのは彼の恋人―――彼の青とは対照的な、赤い人。鋭いアイスブルーの瞳に予期せぬ可愛い子の姿を映したゼロは、ちょうど一仕事終えて休憩しているところだった。
「どうした。何かあったのか?」
「あの、えっとね」
 仕事モードのゼロ。そんな彼を見ていたら、言い出しづらくなる…けど…けど、これは外せないの。
 一寸もじもじしたエックスだったが、思い切ってDVDを目の前に出して、言った。
「面白いDVD見つけたんだ。よかったら一緒にって思って。」
「DVDか…」
(う、やっぱり仕事中だって怒られる…かなぁ)
 間を置くゼロに、ちょっと心配な面持ちになる。でも、そんな心配なんてしなくてよかったと、すぐに解った。
「いいな、正直朝から缶詰で嫌気がさしてたところだ。気分転換もいいだろう。」
「!!やったあvv」
 承諾の返事に、エックスの顔がひまわりのような笑顔を咲かせる。立ち上がったゼロの腕にくっついて頭を預けながら、談話室を後にした。

「そこ座って。楽に見れるよ。」
「ああ。」
 ベッドの端を指さしながらの言葉に素直に従うゼロ。そこの真正面の壁には大きなモニターが取り付けられており、エックスは下部に接続されたドライブにDVDを入れた。真っ黒だった画面が点灯し、再生が始まる。
 『たんぽぽの季節 第3話』
「これは何だ?ドラマか?」
「うん、ちょっと前にしてたやつなんだ。」
 後ろに手をついてやや上体を反らした格好で見るゼロの隣に、ちょこんと膝を抱えたエックスが座る。タイトル通り、一面たんぽぽの花畑が流れるオープニングが終わると、いよいよ本編に突入した。
 『期末試験まであと一週間…』
「学生の話か。人間てのは、試験をしないと不安になるらしいが…」
「大変そうだね。」
 ドラマの主人公の少女は、成績中の下くらいの平凡な女子高生。試験勉強を教えてもらうために、彼女が幼馴染である男子の家を訪れるところから物語は始まっていた。
「実はね、この子、この男の子のことが好きなんだよ。」
「そうなのか。…って、先に言うなよ。」
「くす、ごめん。」
 主人公の訪問に、少し驚く男子。その彼も、照れながら優しく彼女を迎え入れ。
 ―――実は、エックスはこのドラマを見ていたわけではなかった。
 教えてもらった…というより、偶然立ち聞きしたという方が正しい。
 5日前、休憩室でガールズトークをしていた娘たちの言っていたことを思い出す。
  「それでさー、彼とはどうなったワケ?」
  「まだ進展ナシ…キスもしてない~」
  「そうなの?それならいいDVDあるよ♪『たんぽぽの季節』っていってさ、
   きっとあれ観れば自然にキスできるって!」
 以上、回想。
 何気ない出来事だったのだが、エックスには新鮮な情報だった。
(自然にキスできる…)
 思いながら、ちらりと隣に座る彼氏を見上げる。無愛想な彼と、恥ずかしがりな自分…なかなかラブラブな雰囲気にもなれず、かと言って「キスして」なんて言えない…
 それなら、彼女たちの言葉を信じよう!
 思い立ったエックスはすぐにレンタル店に行き、『たんぽぽの季節』を12話イッキ観した。そして確信した。
(このぴゅあラブなドラマを観れば、きっとゼロのハートも俺と同じでキュンとするはず!)
 そう思ったエックスは、12話の中から彼のイチオシを決めた。さんざん迷ったし、何回も観直した…おかげで昨日は寝不足だったりする。でも、憧れの彼とキスができるなら、それくらい!
 『あのさ、ちょっといいか?』
 『何?』
 気がつけば、ドラマは山場に入ろうとしていた。幼馴染だったふたりが、お互いを意識しだす大事なシーンだ。
 『俺、前から言おうと思ってたんだけど。』
 『(え?え?何だかドキドキ…)』
(俺もドキドキしてるよ!///)
 完全にヒロインとリンクしたエックスは、頬を染めて画面を見ている。
 『俺、ずっとお前のこと…』
 身を乗り出した男子の唇と、ヒロインのそれが近づく。そして、それがゆっくりと重なった。主題歌が流れ、そんな登場人物を祝福するかのように場を盛り上げる。
(きゃーーーーvvvv)
 散々観たシーンのはずなのに、エックスは真っ赤になって顔を覆う。そのまま画面はゆっくりと止まり、歌が流れる中でつ・づ・く☆の文字が出た。
(☆△↑↓~~◎!!)
 エックスのハートはもはやボルテージMAXである。ドラマよりお前がピュアだ!と言いたい。
(ここでゼロからキスが・・・)
「・・・・・」
 ・・・・・。
(・・・あれ?)
 やっとのことで我に返ったエックスが見上げると、傍らの人は無表情にモニターを見つめているだけ。特に変わった様子はなかった。
(え?おかしいな…あ、もしかしてゼロも照れてるとか?)
「終わりなのか?」
「え?あ、うん。」
「そうか。」
 ・・・・・。
(えぇえ~~??なんかおかしいぞ??)
 予期せぬ展開に、思考がぐるぐる回る。エックスの公式としては、
 ①ふたりっきりになる→②一緒にキスシーンを観る→③HAPPYKISSvv
 だったのだが。
 内容がおかしかったとか…いや、現に自分のハートはキュンキュンしている…ゼロも同じはず…じゃないのか?
 ―――そうじゃないとか…いや、そんなはずない!
「あの、ゼロ」
「ん?」
 だんだんしぼんできた期待に賭けて、彼の名を呼ぶ。けれど振り向いた顔はいつものポーカーフェイス…何を言っていいかわからず、しばらく彼の顔をじいっと見つめる。
「えっと、その、」
「・・・・・」
「あの、だから、」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
(失敗…した…)
 異様に続く沈黙に、エックスは自分の計画が崩れるのを悟った。たちまち大輪の花のような笑顔がしおれる。
 がっくりとうなだれた、その時。
「…したくなった、んだろ。」
「!!!」
 待ちわびた言葉…はじかれたように顔を上げると、いつの間に変化したのか、優しい微笑が自分を捉えていた。
「俺とキスしたくてこれを見せたんだ。そうだな?」
「あ、あの・・俺・・・」
 正直、嬉しかった。大好きな彼に理解してもらえたこと…でも…
 自然にキスするはずだったのに!
「~~~///」
 気恥ずかしさから、素直に頷けずにそっぽを向いた。困らせたいわけじゃない、むしろ困ってるのは俺だし…そんなエックスを見てくすりと笑ったゼロは、そっと彼の頬を包んで優しく振り向かせ、視線を合わせた。
「『俺、前から言おうと思ってたんだけど。』」
「!!!」
 ドラマの一節を口にする。そのシーンを再現するように、エックスの頬がときめきに染まっていく。
「『俺、ずっとお前のこと…』」
 くちびるが近づく、そっと瞼を閉じる、ああなんてドラマティック?
 サンドストームの音をバックに、不器用なくちびるがそっと、重なった。

 


 こんかいのぼやき
・ありがちだけど愛しいネタ。ぴめの乙女モードが楽しかった。

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プロフィール
HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
趣味:
妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)
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