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おーとまてぃっく☆シスターズ

ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

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おはようございます、撫子です。(現在5:40)完全昼夜が逆転してますwww

さて、この前うpした蜘蛛さん小説に苦情がこなかったので、調子に乗って続編をあげてみたりしますwww彼の設定もろもろは詐欺師の誘惑に書かれていますのでそちらをご覧ください。
この話はおーとま捏造蜘蛛さんだということを受け入れてくださる心優しい方は、つづきはこちらからどうぞ。

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 ハンターベースの入口、一般向けの相談室とは別方向に、真昼間から燕尾服を着たオシャレな(?)男が歩いていく。
「Fun,fun♪」
 鼻歌交じりで懐からカードを取り出し、カードリーダーにかざす。認証シマシタ、とシステムボイスが流れた後、ここから先は部外者禁止と書かれている居住区のドアが開く。
「♪」
 悠々とそこをくぐる。彼の目的はただ一つ…
「さて、エックスはどこでしょうね。近くにいてくれればいいんですが。」
 そう、こいつは最近増えたエックス狙いの男―――スパイダーだった。まだエックスと出逢って日も浅かったが、彼は足しげくここに通ってきていた。
「早く行ってさしあげないと、可愛いLadyが寂しがる。」
「いや、それはないな。」
「!!」
 不意にかけられた声に、スパイダーは立ち止まった。その声は覚えがある…エックスよりずっと昔からの知り合い…
「ダイナモ…またアナタですか。いいかげんうんざりですよ。」
「その言葉、そっくりアンタに返したるわ。」
 かつての同業者だった―――今はどうやら恋のライバルらしい、彼、ダイナモ。スパイダーは背後の彼に振り返り、退屈そうな表情をした。
「アンタ、また偽造ライセンスで入ってきたんやろ。ようもまあ、恥ずかしげもなく…」
「ええ、恥ずかしいと思ってませんから。」
 そう、スパイダーはここの関係者でもなんでもない。彼が使ったのは、ダイナモが言った通り、偽造のカードだった。彼は昔からこういったカード偽造の類が得意であり、簡単な仕組みのものならものの数分で作ってしまえる。
 ダイナモの言葉に、かぶっている帽子の先を弄びながらスパイダーは応える。口笛など吹きながらのその対応に、軽くダイナモは苛立っていた。
「今時そんなカッコ流行らんで。なんやのそのスーツ。」
「スーツ、ではなく燕尾服ですよ。いつでも俺が誠心誠意Ladyに対応しているという証…ですかね。」
「はん、アンタの誠意なんてとっくの昔にオカネと引き換えにしたやろ。」
「それはアナタも同じでしょう。今さら自分は潔白なフリですか?嘘がお上手だ、まったくね。」
「・・・・・」
 しばらく、にらみ合いが続く。めったに怒ることのないダイナモだが、この男相手とあらば別だ。ましてや、自分の過去の話などされては…
「あぁ、そうだ。」
 目の前の、昔の同僚の明らかな怒りを逆なでするように、スパイダーは続けた。
「あの可憐なLady…エックスですけど、俺がいただきます。」
「何やて?!」
「あのLadyはね、誰を選ぶべきか明らかに迷っている。彼の心は、アナタにはないんですよ。」
「…それはアンタかて同じや。俺がエックスの中におらんて言うなら、アンタはもっとそうやろ。」
「Hu-mum。解ってないな。」
 両手を肩まで上げ、挑発ともとれるポーズをとるスパイダー。ダイナモは、自分がこいつに掴みかからないのが不思議だった。
「恋には、ちょっとした冒険とスリルがつきもの。新しい相手の方が、かえって有利なこともある。Understand?」
「・・・・・」
「…ま、本当のところ…」
 次の言葉は、
「俺は英雄の味見をしてみたいだけなんだけどね。」
 さすがのダイナモをも、キレさせた。
「てめぇ、ンな理由で、エックスを…!!」
 瞬間頭に血が上ったダイナモは、スパイダーのきっちり着こまれているシャツの胸倉をつかみ上げていた。しかし、
「おお怖。短気なオトコは嫌われるよ?」
「黙れ!あいつにだけは…エックスにだけは、ンなことさせねぇ!」
 どこまでも余裕なスパイダー。からかうような口調に、ダイナモが拳を喰らわそうとしたその時。
「うをわあぁああああ??!!!」
「っ??!!」
 ビビビビビッ!!というすさまじい音と共に、スパイダーの全身に電流が流れた。慌てて手を離したダイナモは大事なかったが、いきなりの事にわけが解っていないスパイダーは、ショックでその瞳を見開いて。
「な、何や?一体何が」
「僕だけど。こいつ誰?」
「ゲイト?!」
 ぷしゅううう…すっかりボロボロなスパイダーの背後から、ひょっこりと白衣の人物が現れる。その手には、物騒な物が握られていた。
「新作の高圧スタンガンの実験体を探していたんだ。何だかガタイのいい、イキのよさそうなのがいたから試しに使ってみたんだけど。」
「そ、そう…ははは…」
「う、うぅ…何なんだ今のは…」
「あ、気がついたらしいね。それじゃあさっそくもう一度…」
「!!!それは勘弁~~~!!!」
 マッドサイエンティストの本領を発揮した一言に、スパイダーはたまらず逃げ出す。
「ダイナモ、今日は諦めますが…また来ますよ!」
「もう来るな!…ったく…」
 アホらしい…先ほどまでの怒りの行き場を失くし、ダイナモは吐き捨てた。そんな彼に、事情を知らないゲイトが話しかける。
「アレ何?君の知り合い?」
「…関係あらへん。それより助かったわ。おおきに。」
「別に、アレが背中向けてたからだよ?君が後ろ向きだったら、迷わず君で実験した。」
「・・・・・」
 異様にあっけらかんとしたもの言いに、思わず脱力する。けれど、次の言葉は幾分本気でゲイトは言った。
「エックスが、何だって?」
「え?」
「さっき君たち、エックスのこと話してただろ。―――何?彼に、何かするつもり?」
 エックスの話となると、この氷の瞳がいつもより鋭くなる。
「もしも彼に何かしたら…僕だって考えがあるよ。」
 ああ、そうなのだ。彼もまた、あの純粋無垢な子に恋するひとり…
「…別に、何もせえへんって。安心しぃや。」
「本当に?」
「ああ。」
「―――解った。その言葉、信じるよ。」
 少しほっとして、氷の鋭さが和らぐ。「じゃ、またね」と軽く手を振り、ゲイトは去って行った。
 廊下にひとりになって、ダイナモは深いため息をついた。
「スパイダー…変わらんな。ホント、昔のまんまや。
 昔の―――そう、昔の俺と、おんなじやな…」
 言って、彼が消えたドアの方を見る。
「もう…会いとうない、な…」
 ぽつり呟く。まるで過去を見せつけるようにやってきた、彼。けれど、過去とは決別した。仕事も変えた、考えも変えた、それもこれもみんな…
「エックス…」
 なんだか、あの子の笑顔を、無性に見たくなっている自分がいた。おそらく彼のことだ、真面目に部隊詰所にいるのだろう。
 またひとつ溜め息をついて、ダイナモは第17部隊の元へと歩き出した。
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プロフィール
HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
趣味:
妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)
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