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おーとまてぃっく☆シスターズ

ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

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どうも、撫子です。ずっと明け方に寝る生活をしているのでかどうか知りませんが、咳が出ますww

さて、今回のうp品ですが、おーとまに新しいちゃんこの具が出来ましたwwしかし!タイトルにはキャラ名を書いてません。
なぜかというと、異様に捏造率が高く、キャラ名出していいのかどうか…とりあえず、下の注意点をお読みいただきたく思います。

※注意※
キャラ的には蜘蛛さんです。コマミの。ただし、コマミのストーリーに沿ったものではありません。画集の蜘蛛さんの容姿設定諸々を見ていて、こんな性格だったら面白い!という自分の中の萌えが突っ走ってしまったものです。性格およびバックグラウンド設定として↓
・ダイナモの昔の同業者。(つまり傭兵。ただしいろいろうさんくさいこともしている)彼とキャラがかぶっていることを自覚していて仲が悪い。
・プレイボーイであり、美人なら誰かれ構わずとりあえず口説く。
・割とモラルは低め。
・言葉の端々に嘘っぽい英語が入ることも。
世界観としては↓
・X6後、ダイナモもイレギュラーハンターになっている。ゼロックス、ダイナモエックス前提。

…こんなかんじです。作品としては面白く仕上がっているのではないかと思うのですが…上記の設定に不快感を覚える方は、閲覧をお控えくださいますよう、お願い申しあげます。
よろしければ、下の「つづきはこちら」よりお進みください。あ、後長めです。

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「えっと、このメモに書いてるものはこれで全部かな…」
 多くの人が行きかう街中、街灯の下に設けられている休憩スペースで、エックスは一息ついた。腕に大きな紙袋を抱えた上にレジ袋まで3つほどぶらさげてここまで歩いてきた。
「うーん、俺じゃんけん弱いからな…買い出しってほとんど俺だし。」
 木目調のベンチに荷物を置いて呟く。彼の手の中のメモは、ハンターベースの買い出しメモである。「買い出しは皆のことだから隊長も公平に」との精神から、この役割は全員参加のじゃんけんで決められる。そして、やはりというかなんというか、エックスが選ばれるのだ。
「でも、今日はちょっとましだよね。だって、一緒に来てくれた人がいるんだから。…もう買い物終わったかな?」
 そう、今日はちょっと違っていた。「エックスひとりじゃ大変だろう」と優しい言葉をかけてくれた彼が―――
 きょろきょろと辺りを見回すエックス。と、そんな彼に声をかけてきた人物がいた。
「Excuse?Lady.誰かお探し?」
「・・・は?」
 最初エックスは、それが自分に向けられたものだと気づかなかった。すると、それまで彼の背後にあった街灯にもたれていた長身の男がそこを離れ、エックスの目の前まで来ると、かぶっていた帽子を優雅に取って胸に当てて軽く身をかがめてきた。それが、男性が女性にする挨拶だと、おぼろげにエックスも知っていた。
「あの、何してるの?」
「見ての通り、アナタに俺の礼儀をお見せしたくて。Ladyには紳士に…ね。Do you know?」
「え、えと、どぅゆー?」
「Ah、これはお可愛らしい。」
 男の言葉が理解できず首を傾げるエックスを、男の深紅の瞳が映す。肩より少し長いくらいで切りそろえられた青い髪と対照的な色彩が、彼の情熱を表しているよう。そのくせ着ているものは黄色いラインの入った燕尾服、更に帽子までかぶっていて、見た目は彼が言うとおり「紳士」そのものだった。
 しかし。
「これからお時間は?よろしければ俺とsweetなひとときを…」
「・・・あの、それは・・・どういう意味?」
「ああ、無理にとは言いませんから!でも、こんなところにいるよりもきっとhappyでprettyなのは保証しますよ?」
「・・・・・」
(あれ…俺、もしかしてナンパされてる?)
 そういうことに疎いエックスでさえ解った。自分はナンパされているのだと。もちろん、この男がそんなことをしている雰囲気を出しているわけではない。彼は強引に連れ去ろうとはしていないし、口調は落ち着いている。
 けど、自分は女の子じゃないし。
「あの、悪いけど俺、待ってる人がいるんで。」
 エックスにしてはそっけなく言ったつもりだったのだが、視線を反らした彼に尚も男は言いよってくる。
「待っている…ね。アナタのようなか弱いLadyにこのような重い荷物を持たせて、たった一人で待たせている男を?Ha、その男の顔を見てみたい・・・」
「―――悪かったな。俺がその男や。」
「ダイナモ!」
 その場に、3人目の男が登場した。ダイナモである。彼こそ、「エックスひとりで買い出しなんか行かせられへん!」と、買い出しを志願したもう一人であった。
「ダイナモ、この人が…」
「解っとる。こいつな、昔からこんなんなんや。
 なあ?―――スパイダー。」
「…ダイナモ。まさかアナタの御登場とはね。アナタのその顔だけはもう見たくないと思っていたのですが…」
「奇遇やな、俺もアンタのツラだけは見とうなかったわ。」
「え?え?二人は知り合いなの?」
「―――ああ、昔ちょっとな…」
 自分をかばうように立ちふさがったダイナモの背からエックスが声をかける。普段のダイナモなら、しっかりエックスの方を振り返って笑顔で応えてくれただろうが…今の彼は、いつもの陽気な彼ではなかった。
「そこをどいて。俺が用があるのはアナタではない。そこのLadyなのだから。」
「Lady?―――はっ、アンタのストライクゾーンは確かに広かったけど、男は対象外やなかったか?」
「…何だって?Lady、アナタは」
「…俺、これでも男性型レプリロイドだから。」
「Wow☆」
 エックスの言葉に、大げさなリアクションを取る男…スパイダー。しかし、あまり気にはしていないようで
「…まぁ男でも、アナタくらい美しければ別に…よし。」
「よし、ちゃうわ!!この万年ペテン師!!」
真顔でエックスを見つめてうん、と頷く。ダイナモも手荷物さえなければ、きっとこのナンパ男をどつくなりなんなりしていただろう。しかし、
「ペテン師、だって?」
ある単語にぴくりと反応するスパイダー。エックスから視線を外し、ここでようやくダイナモを見た彼の目は…座っていた。
「誰がペテン師ですって?俺は、寂しい人々の心を慰めるのが仕事。」
「それがペテン師やゆーてんや。…大体な、俺はアンタが昔から嫌いやった。」
「Me,too.ダイナモ。」
「そのぱっつん髪!それは元々俺がしとったんをマネしてきよったクセに!」
「失礼な。真似したのはアナタでしょう。」
「あと、俺が惚れた女の子を片っ端からつまみ食いしたやろ!」
「Ah,ちょっとしたアバンチュールを楽しんだだけです。」
「それに、わざと俺の受けた仕事と同じ仕事ばっかり受けて、ジャマばっかりしてきたやろ!」
「暇つぶしですよ。単なる。あとは、嫌がらせも少々…」
「今嫌がらせゆーたな。」
「Oh,mistake☆」
 …何だか、本題が自分のことを外れて昔の黒歴史合戦になってきている…とエックスは思った。第三者的に見て、彼らは―――彼らには悪いのだが、非常に似ているところがある。そして珍しいことだが…ダイナモが少々、押されているということも解った。とりあえず、自分にできることは何もなさそうだなぁ…と思って、見ていることにしたら。
「ほんで、今度はエックスを狙おうって?どこまでもジャマしてきよる。」
「エックス?ああ、そこの可憐なLadyのこと。…エックス?エックス…どこかで聞いたような…」
「知らんのか。この子が、世界を救った英雄、エックスや。こんなかわええカオしとるけどな。」
「!!こんな子供が…へぇ…」
 いきなり話題が自分のことに帰ってきてびっくりしたエックスを、スパイダーは興味深げにしげしげと見つめる。その瞳には先ほどまでとは違って、相手を観察する落ち着いた輝きがあった。
「ど、どうも…あはは…」
 笑うしかできないエックス。スパイダーはうんうんと何度か頷くと、ダイナモの方に向き直った。
「じゃあ、アナタ今イレギュラーハンターなんですか?どこかに属するのをあんなに嫌っていたアナタなのにね。原因は…そこのLady?昔の浮き名が嘘のようですよ。御自分で思いません?」
「…ああ、俺もだいぶ人間丸くなったんやわ。この子に出逢ってな。アンタとおんなじおシゴトはもう廃業した。過去の俺は、もう死んだんや。」
「へぇ…言ってくれるね…」
 二人の男の間に、一瞬緊迫した空気が流れる。それを敏感に察知したエックスは、ダイナモの背に、遠慮がちに声をかけた。
「ダイナモ、もういいよ、行こう。ね?」
「エックス…そうやな、もうええ…もうええわ。」
 ダイナモは振り返ると、心配そうに見守っているエックスに微笑んで見せた。やっと見ることが出来た微笑みに、エックスがほっとしたような表情を浮かべる。
「じゃあな、スパイダー。もう会わへんのを祈っとるわ。」
「アナタにはね。―――Lady,これをどうぞ。」
「え?」
 ちょっと安心して荷物を取ろうとしたエックス。その彼の目の前に、狙い澄ましたかのように、一枚のカードが飛び込んできた。
「これは…トランプ?ハートのエース…だね。」
「そう。俺からのちょっとしたmessage…ま、後で解りますよ。後で…ね。
 それでは、see you!」
「あ・・・」
 去り際まで徹底した演出…投げてよこしたカードの意味を、スパイダーは告げずに反対方向に去って行った。そのことが余計に、エックスの心に残ってしまう…
「―――戻るで、エックス。」
「あ、うん・・・」
 このひとときで、彼のことが気になっている自分がいる…エックスはそれをダイナモに告げることができなかった。
 けれど。
「あ・・・!」
「エックス・・・」
 どうして、あなたは俺の思ってることが解るんだろう。
 ふわふわしていたエックスの心まで包み込むように、ダイナモはエックスの華奢な身体を抱きしめていた。
「あんな奴のことなんて…気にするな。」
「ダイナモ…」
 言葉と共に、強く抱擁される。ここが街中だということもしばし忘れて、エックスはその暖かな力強さに身を委ねた。
 
 直通のバスを降り、二人はハンターベースまで戻ってきた。
「着いたね~。」
「疲れたわ~、はよコレ持ってって休もや、な?」
「うん。」
 受付の身分証読み取り機にハンターライセンス証をかざし、居住区の扉を開ける。
 と。
「Hy!二人とも遅かったね。」
『・・・スパイダー?!!』
 あまりにも場違いな男が、そこにいた。置かれているソファに足を伸ばして座り、帽子を顔にのせて顔を隠していた彼―――スパイダーは、彼らの姿を認めると、それをずらして顔をのぞかせた。
「待ちくたびれましたよ。」
「あ、あ、アンタ何でココに?!ココはライセンス証がないと」
「ライセンス証?コレですか?」
「え、えーーー?!!」
 スパイダーはにやりと笑うと、懐から彼らが持っているものと一緒の…ではなく、微妙に違うものを取り出した。これは、明らかに…
「偽造、ですけどね。昔戯れに作ってみたんですが、読み取り機が旧型のままで助かりました。」
『・・・・・』
 あまりのことに、エックスはもちろんダイナモまであんぐり口を開けたままである。
 しばしして。
「―――あーもー、アホらしいわ!知らん!俺はアンタなんか知らんからな!!」
「待ってよ、ダイナモ!」
 足早に通路の奥に進むダイナモの後を追おうとしたエックスの背中に。
「ちょっと待って、Lady.」
「・・・何?」
 呼びとめられて、エックスは素直に振り向く。その彼に、ゆっくりとスパイダーは話し出した。
「アナタ、今の状況に不安があるでしょう。そうですね…さしずめ、恋愛面で。」
「・・・え?」
「俺は人相見もしていたことがあってね…よく当たると評判でした。
 お相手は、おそらく彼ではない。そうでしょう?彼氏のことを信じられない自分がいるんですね。そこに彼が…ダイナモが現れた。どうしていいか解らない。」
「あの・・・えと・・・」
 ―――正直、ぎくりとした。一体、自分の顔のどこに、そんなことが書いてあったというのか。
 ゼロのことも、ダイナモのことも、好きだから…どうしていいか解らない…
 そんな彼のハートの隙間に、ペテン師は忍び込む。
「別に答えが欲しいわけではないから安心して。それより…さっきのカード。」
「うん、あれの意味って…」
「あれはね、俺のハート。」
「・・・え?」
 情熱のルビーが、ハートの彩を宿してまっすぐにエックスを射止める。
「つまり…俺のハートは今、アナタの元に在る…っていうこと。
 アナタは今、彼氏と彼の間で曖昧に揺れているHarp moon…そうやって揺れているなら、俺という違う選択肢にも気づいて欲しいって、そういうね。
 ―――後悔は、させませんよ?Lovery Lady?」
「・・・っ・・・」
 椅子に座っている彼と自分との間には距離があるのに…何故だか、彼の顔が、吐息もかかるほどに近くにあると、感じた。
 エックスはいたたまれなくなって、走ってその場を立ち去った。大好きな彼に逢えば、きっと黙って抱きしめてくれるから…それを願って。
 そんな彼を、紅い瞳が面白そうに見つめていた。
「…ま、しばらくアナタのこと観察してみましょうか。そうしたら、きっと…そう、退屈しのぎにはなるでしょうから。」
 
 
 
 
 こんかいのぼやき
・長くなった(笑)ていうか、シリアスとギャグの温度差を…最近そんなんばっかりだな。ここでは言及してないけど、もちろん恋のライバルにはVAVAさんもゲイト様もいらっしゃいます。最後のスパイダーさんのセリフはちょっとクール目だけど、これはぴめと出逢って間もないから。ダイナモもぴめに出逢った初めはこうだったけど、惹かれるうちに変わっていったと思っているので、きっと彼も同じなんだろうな。スパイダーさんも本気になったことがない、ある意味乾いた人生だったと思うので。
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HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
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妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)
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