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おーとまてぃっく☆シスターズ

ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

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ハッピーバレンタイン!撫子です。バレンタインネタを2つ。
まずはありそうでなさそうなVAVA×エックスを。

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 2月14日、この日はハンターベース全体が、あまいチョコレートのにおいでいっぱいになる日だった。それはここ、第17部隊も例外ではなく。
「このケーキ、お前が作ったんだって?エックス。やるじゃん!」
「えへ、お口に合うかどうかわからないけど、みなさんでどうぞって思って。」
「よくできた新米クンだな!こいつぅ。」
 今隊員たちは、新米であるエックスの持ってきたケーキを頬張っている。自分が思っていたよりも上々な評価に、彼は照れながら喜んでいた。
 彼が作ってきたのは、ガトーショコラのホールが2つ。オーブンに入るぎりぎりの大きさで作った特製のそれを、途中で崩さないよう気をつけながら持ってきたのだ。その甲斐あって、包みを開いた時には「おぉおお~」と歓声が上がった。料理は見た目からというのもうなづける。
(ちょっと大変だったけど…みんな喜んでくれてよかった。それに…)
 それに…調理室を借りてまで作りたかったものは、他にあったから。それはこの場にはいない、大好きな彼に…
(あの人は…受け取ってくれるかな?)
 微笑みながらそんなことを考えていた時。
(あれ?あの隅っこ…VAVA?)
 ふと気付くと、騒ぎ様がそこだけ冷めている一角があった。部屋の隅の壁にもたれて腕組みをして立っている、VAVAである。確かに、彼はこういう騒ぎは好きだろうとは思えない。常に協調性がなく、孤立している印象があった。そんな彼を、エックスはちょっと可哀想だと思った。
 幸い、ケーキはまだ残っていた。一切れ皿によそい、食べやすいようにフォークも添えて、エックスはVAVAの元へと歩いて行った。
「VAVA、はいこれ。俺、みんなに食べて欲しくて作ったから、どうぞ。」
「・・・いらん。」
「え?」
「いらない。」
「!」
 笑顔でケーキを差し出したエックスの手をばしっ!と払いのけると、そのままVAVAは部屋を出て行ってしまった。
(やっぱり…こういうの嫌いなのかな。言わない方がよかったかな…)
 この出来事は部屋がざわざわと騒がしかったせいで、誰にも気づかれることはなかった。
 
「♪」
 バレンタインケーキの大役を果たしたエックス。だが、彼のバレンタインはこれからが本番…と言っても過言ではなかった。
 ケーキと一緒に作った特製のトリュフチョコを、可愛らしいレースのリボンとドット柄の袋でラッピングして、ちょっとそわそわしながら歩く。勤務時間は終わっているはずだから、きっと彼も部屋にいるだろう。
(ゼロ先輩…喜んでくれるかな?)
 自分の指導教官である彼を思い出しながら、彼の部屋へと向かう。ここを曲がれば、目的の場所はすぐそこ―――
 というところで、エックスは冷たい声を聞いた。
「どこに行く?ぼうや。」
「っ!!…VAVA?」
 ほとんど感情のこもっていない声…呼びとめられ、その人物―――VAVAにエックスは向き直る。
「ど、どこだっていいだろ。俺の勝手だよ。」
「・・・・・」
 VAVAは先ほどと同じ姿勢で壁にもたれていた。エックスが言うのに合わせて、彼はそこを離れ、ぼうやと呼んだ子の元に歩いてくる。
「な、何?」
 正直、彼の考えていることがわからないと、常々エックスは思っていた。それは、顔をすっぽりと覆う、フルフェイスのヘルメットのせいかもしれない。またそれは、ほぼ常に無感情に発される言葉のせいかもしれない。あるいはそれは、任務遂行時の彼の、異様なまでの破壊行動のせいかもしれない。
 とにかく、VAVAは人懐こいエックスにとっても一種異様な存在だった。今も彼は近づいてきたはいいが、やはり無言でエックスを見ているだけだった。
 と。
「あ!何するんだよ!」
「こんなもの…ぼうやにはまだ早いんじゃないか?」
「返せ!返せよ!」
 VAVAが手を伸ばしたと思うと、エックスの手にあったチョコレートはあっという間にかすめ取られてしまった。取り返そうとするエックスだが、そんな彼に。
「色気づくのは百万年早いんだよ。」
「VAVA!」
 それだけ言うと、VAVAは行ってしまった。その手に、エックスが心をこめて作ったチョコレートを持ったまま。
「待って、それは、大事なものなんだ!VAVA・・待ってよ・・くすん・・・」
 大好きな人に渡す初めてのバレンタインとなるはずだったものを奪われたエックスの大きな瞳に、みるみる涙が溜まった…
 
「・・・・・」
 部屋に戻ったVAVAは、この部屋の数少ない家具であるベッドに乱暴に腰かけた。手の中にある、先ほど新米から奪った包みを見る。
「・・・・・」
 何故あんなことをしたのか、自分でも解らなかった。ただ、他の奴らと同じケーキを食べさせようとしたことも、この包みを誰かにやろうとしていたことも、気に食わなかった。
 そもそもあの新米ぼうやは何かといけすかなかった。誰もが恐れ、近寄らない自分に対しても、他の奴らと同じ笑顔で話してくるその神経が信じられなかった。いくらか嫌みをいってやれば思い知るかと思ったのに、いつも謙虚に、馬鹿正直に反省の言葉を述べるだけで…
(あんな表情…しやがって…)
 去り際に見た、くしゃくしゃになった顔を思い出すと何故か…落ち着かない。いつも見ていた笑顔がしおれるのを見て…
「・・・・・」
 なんとなく、奪った包みを開いてみた。中には一口サイズの可愛らしいチョコレートが3つ。食べてやろうか…思って手を入れると、何かに当たった。
「・・・カード?」
 小さなそれを取り出す。そこにはこう、書いてあった。
『大好きなゼロ先輩へ』
「・・・ちっ・・・」
 とたんに、VAVAの苛立ちが再燃する。ゼロに?あのおかまみたいにきれいな顔をしたあいつに?
 ―――俺以外の男に…
「ふんっ!」
 どうにもならない苛立ちに任せて、VAVAは手に持っていたものをゴミ箱に叩きつけた。踏みつけてやりたい気もしたが、それはしなかった。
「・・・・・」
 無残に潰れたチョコレートを見ると、何だか…よくわからないかんじがした。机の上にあった紙束をつっこみ、それが二度と自分の目につかないようにして、ようやく落ち着く。
 ―――エックス…エックスなど、知ったことか!
 そこまでで、思考を強引に終わらせた。
 彼の笑顔や涙を、思い出してしまう前に―――
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プロフィール
HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
趣味:
妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)
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