おーとまてぃっく☆シスターズ
ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

ハンターベース、エックスの個室。もうすぐ時計の針は12で重なるというのに部屋は明るく、エックスはパソコンの画面をにらみながら残務整理に追われていた。
「疲れた…でも、これ明日までに…」
疲労から注意も散漫になる。しかし真面目な第17部隊長として、途中で投げ出すなんて考えられなかった。けどいい加減飽きもしてきた…
そこへ
「エックス。」
「あ、ゼロ?」
来訪者に開くドアの向こうから、赤いしなやかなボディをした男がやって来た。自分の部屋にコールもせずに入ってくるのは彼くらいのものだ―――エックスは知っていた。
「まだ仕事してるのか。」
「うん、どうしても終わらなくて…悪いけど、その辺に座っててよ。」
「・・・・・」
(あ、すねた)
表面上の表情はあまり変わらないゼロ。けれど纏う空気が、あからさまにぶっすう~と歪む。クールなナイスガイのようで、実はかまってちゃんな彼を知っているのは自分だけ…という優越感がエックスの胸に起こる。
けれど、可哀想だけど今はかまってあげるわけにいかない…そのことを感じ取ったのか、ゼロはとりあえずベッドの端に腰かけ、モニターに向かうエックスの横顔を見つめることにした。
「・・・・・」
「・・・・・」
しばらく沈黙。時計の針、キーボードの小さな音まで聞こえるくらいの。
(もうちょっとで…)
あと少しで終わる―――そんなところまで来た時。
「うわっ?!ゼロ?!」
仕事に没頭していたエックスが気付かないうちに、いつの間にか立ち上がったゼロは彼の背後まで歩いてきていた。そのまま後ろから羽交い絞めにするように抱きしめる。
「ちょっと、待ってよゼロ。俺まだ仕事が」
「・・・・・」
エックスは振り向くこともできずわたわたしている。と、ゼロの腕がすっと伸び、キーボードを叩き出した。
「何してるの?」
「・・・・・」
問いかける愛らしい声にも答えず、ゼロの指はあるURLを綴る。そこにアクセスすると、ちょっとしたコラムが出現した。
(読めってことなんだろうな)
そこに書かれている内容を、グリーンの瞳とブルーの瞳が追いかけていく。
でもグリーンの方は、最初の部分で止まってしまったのだけれど。
最近の研究により、唾液の新しい性質が明らかになりました。
キスって、したことありますか?お相手との相性、気になりますよね?
実はキスしたとき「あまい」と感じたら、そのお相手とは相性バッチリなんです。
これはE博士の研究により判明したことであって・・・
(なに、これ…)
エックスの大きな瞳はこの部分だけを繰り返しなぞっていた。
(キスって…)
キスという単語に頬を染め、キスという単語に引き寄せられ、キスという単語に夢中になる。同時に
(あまいって、ゼロと…)
愛しい彼とのたくさんのキスを思い出して、その事実に胸を高鳴らせる。ドキドキして収まらなくて、そうしたら自分を見つめている、モニターに映るブルーに気がついた。
「・・・したくなったか?」
「なっ、なっ、なに言ってるんだよ!」
「したくないのか。」
どぎまぎするしかないエックスを見つめる、一対のブルーの瞳。エックスが答える前に
「俺はしたい。」
「んっ!」
あっという間に彼の顎を取り上向かせると、笑みの形になったくちびるをつやつやのリップに重ねて。
「んむ・・ふ、ぅん・・・///」
抵抗しないのはあなたと同じ気持ちだったから…なんて伝える暇もない。濃厚なキスにうっとりして、求めてくる舌に自ら望んで絡ませる。
ちゅっ…と音をさせて、いじわるなくちびるが離れる。息の上がったエックスを、綺麗なブルーが映して。
「どうだ、甘かったか?」
「はぁ、はぁ・・もう、いきなりそんなのわからないよ!!」
少しだけ拗ねた口調でエックスが言う。でも、見上げるいたずらな微笑に、感情回路がショートしそうになる。だいすきな、だいすきな、いたずらな微笑。
いたずらな微笑は、更にいたずらな言葉を紡ぎ。
「そうか、なら解るまでしないとな。」
「えぇ?!ちょっと、待ってよ、しご・・・」
次のキスは、彼の腕に抱きあげられて。軽く抵抗したけど、その後のことは覚えていない。
ただ、あまいあまい蜜のような夜だったことは、覚えている。
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プロフィール
HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
趣味:
妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)


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