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おーとまてぃっく☆シスターズ

ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

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以前にアップした「ごめんと一言いえたなら」の続編です。
まだ読んでない方は先にそちらを読んでからのほうが楽しめる内容になっています。

…これだけ言っておいて、続編というほどでもないかも(笑)
寸止めだし。
ちなみにこのさらに続きは裏に+十

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仲直りをしたゼロとエックス。やじ馬のダイナモも一緒にハンターベースへ帰ってきた時は既に深夜になっていた。
三人はエックスの部屋の前まで戻ってきた。
 
「二人とも、それじゃあおやすみ。」
「ああ、遅くなってしまって…悪かった。」
 
ちょっと申し訳なさそうにエックスに詫びるゼロ。ダイナモが茶化して言う。
 
「そうやそうや、人の事も考えてほしいわー」
「貴様は勝手について来ただけだろうが!」
「も~やめてよ二人とも!」
 
エックスがたしなめる、すっかりいつものエックスだ。ダイナモはけらけら笑って、馴れ馴れしくゼロの肩に手を置く。
 
「はは!ちょっとしたジョークやって!な、ゼロ。」
「さっさと寝ろ。」
 
ゼロが鋭く言い放って手をはらう。
 
「はいはい、ほなおやすみさん。」
 
ダイナモは相変わらずの笑みで軽く手を振り就寝の挨拶をする。エックスも笑顔で軽く手を振り返したりしている、そんなエックスが可愛いと思ってゼロは眺めていた。
 
「じゃあ、俺も寝るね。ゼロ…」
「ん…?」
 
エックスに見とれてる隙に不意に名前を呼ばれ少しびくっとする。エックスははにかむような笑顔になり、ほんのり頬を染めて呟く。
 
「…おやすみ。」
 
ドアが閉まる。恥じらうような、けれど暖かい、紛れもない好意を含んだ優しげな声音に包まれる…あまりの心地よさに映像と音声を回路がリピートする。
 
「…ええ感じやな?」
 
にやにや笑っているダイナモに気付きはっとする。
 
「いいからさっさと行け!」
「はいはぃ。」
 
ダイナモを追い払い、さっさと自分の部屋へ向かって歩き出す。逆方向へ向かうダイナモの足音が角を曲がったあたりで、立ち止まる。聴覚センサーに集中し、足音が遠ざかるのを確認する。
 
「…」
 
振り向く。もちろん誰もいない。そっと、エックスの部屋の前まで戻る。インターホンを押してエックスを呼ぶ。
 
「ゼロ…どうしたの?」
 
びっくりしたようなエックスの顔。エックスはどんな顔をしても可愛い…でも、不機嫌な顔や迷惑そうな顔でなくてよかった、そのことにほっとしながら部屋に上がり込む。
 
「エックス…」
「わっ」
 
目の前のエックスの身体を抱きしめる。エックスは急に抱き寄せられてよろけ、ゼロの胸に体重を預ける。
 
「本当に…すまなかった…」
 
抱きしめた耳元で、もう一度謝る。
 
「ゼロ…ふふ、もう怒ってないよ。」
 
エックスがふわりと笑い、抱きしめられたまま至近距離でゼロの顔を覗き込む。
 
「そうか…。…エックス」
 
エックスにつられ、ゼロも口元に笑みを作る。けれど、名前を呼ぶその顔は真剣で。
 
「何?」
 
エックスも、真剣な瞳で見つめ返す。さらに距離が縮まる、息が触れるほど近く、ゼロが囁く。
 
「お前が欲しい。」
「え?」
 
突然の言葉にエックスが聞き返す。言葉の意味を回路が理解するより先にゼロの言葉が更に具体的になる。
 
「抱かせてくれ。」
 
答えを聞くより早くゼロの腕がエックスの細い腰を抱き寄せ頬に手を添え唇が近付き…
 
「え?え!?ゼロ!?ちょっと待ってよ、明日は任務だってあるのに…」
 
エックスは恥じらいを含んだ赤い顔で、ゼロを押し返し言い訳。だがその程度でゼロは引き下がらない。至極真剣な顔で訴える。
 
「もう三日もしていない。」
「たった三日でしょ!?」
 
ゼロの即物的な言葉に顔を赤らめる。ゼロは退く気配無しにさらに言葉を続ける。
 
「キスさえしてない。」
 
その言葉にエックスもぴたりと動きを止める。喧嘩していた間…ずっと触れ合っていなかった…。それを思い出すほど、自分を強く抱きしめ束縛する腕がとても愛おしく感じる。
 
「…そうだね」
 
一瞬伏せた目を瞬き、ゼロを見上げる。引き寄せ合うように、唇が近付いて、触れ合う。優しく柔らかい接吻け…もっと強く感じたくて、唇を押し付ける。
 
「ん…ん?」
 
しかし、甘い接吻に酔っていたエックスが眉をひそめる。ゼロの舌が入り込んできてエックスのそれを絡めとり、さらに抱きしめる手が下がってエックスの尻を撫で…
 
「あ、ちょっと!今…するの?」
 
慌ててゼロを押し返して抵抗する。真っ赤な顔で、困った声でゼロに尋ねる。ゼロもエックスを押さえつけていた力を緩める。
 
「嫌…か?すまん…」
 
思ったよりあっさり引き下がるゼロ。申し訳なさそうに立ち尽くす姿が悪いんだけど可愛くて。
 
「…くすっ。」
「な、なんだ?」
 
小さくエックスが笑う。その意味がわからなくてゼロは戸惑う。
 
「ううん、ゼロがあんまり素直に謝るから。」
「な!?じゃあどうしろってんだ!」
 
精一杯の対応なのに笑われて、ゼロも軽く怒鳴ってしまう。ちょっと顔を赤くして怒ってるのも、なんだか愛しい。エックスは悪意のない笑みでくすくす笑う。嬉しいから、笑顔になる。
 
「ふふ、ごめんごめん…ん」
「んっ…」
 
今度は、エックスからキス。軽く触れるだけで離れるけれど、十分に甘い。エックスは熱を含んだ濡れた瞳でゼロを見つめ、告げる。
 
「…本当は…俺も…抱いてほしい…ゼロ」
「エックス…」
 
素直な気持ちは、隠せない。お互いの想いは、同じだから。二人の影が、重なった。
 
 
---------
「ははぁ~ん、そんな事やろうと思ったわ。」
※盗聴中
「とりあえず録音しとこ☆」
---------
 
終!
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HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
趣味:
妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)
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