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おーとまてぃっく☆シスターズ

ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

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こんばんは、撫子です。一言、言わせていただいてもよろしいでしょうか。

「誰ですか、熱心な蜘蛛信者さんはww!!」

…今までブログで使ったことないラージフォントで言わせていただきました。
いや、なんだか最近の蜘蛛さんのアンケートの伸びっぷりが怖いんです!もう、アレです。本当にそこのladyは、紳士にheartをsteelされちゃったんですか?!ってw

もちろん、彼のことは自分的にとてもお気に入りです。書いててとても楽しいです。捏造だけどw
こんなキャラでも、愛していただいてありがとうございますvv感謝いっぱいですvv

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「よっと…」
 今日も今日とて、不法侵入者スパイダーは、元気にハンターベースに忍び込んでいた。別にこんなことをする必要はない…受付の機械は相変わらず旧式のポンコツだったし、たまに座っている受付嬢たちも既に攻略済みである。普通に入口から入ってもよかったのだが。
「うふふ、たまにはこういうところにも来てみたいものですからね。」
 今彼が侵入してきたのは、ただの部屋にあらず。こう、書かれていた。
 「シャワー室」
 なんという不埒な!己の欲望にどこまでも忠実な彼らしいが、何というか…
「誰かいない…ん?あそこの個室…」
 ちょうど向こうに、湯気の上がっているブースを見つける。カサカサカサッ!とまるで本物の蜘蛛のように素早く天井を移動した彼はなんと!
「!!!」
 目的通りの美人を見つけた!
 その人物は非常に小柄であり、ひょっとするとエックスよりも小さいかもしれない。こちらに背を向けている為顔は解らなかったが、そのボディラインは細く儚げ。更には腰まで伸びている黒い髪が濡れてつやめき、何とも…けっこう(笑)。
(ここまで3連敗ですからね…この娘はオトして差し上げますよ!)
 心の中でガッツポーズを取ったスパイダーが見ている前で、シャワーが終わったらしい美人が振り向く。
(おっと、ここで見つかるのは本当のFunnyですからね)
 そんなことを思った彼は、侵入した時と変わらぬスピードで素早く入口に戻ると狭い窓から廊下に出た。
 そんなこととは露知らぬ黒髪の美人。その人こそ、いろいろな意味で皆から恐れられている無表情、無口の死神VAVAであった。
 
 スパイダーは、シャワー室のドアの横に立っていた。室内にいたのはあの美人だけだったことは確認している。ここで待っていれば、必ず彼女に遭遇するはずだった。
 やがて。
「あ!」
 オートの扉がスライドし、まだ少し水分でしっとりしている先ほどの美人が出てきた。
 VAVAは普段着のカーキの軍服に身を包み、長い髪をひとくくりにして背に垂らしている。
「失礼、少しお話が。」
「・・・?」
 呼び止められたVAVAが振り向く。その瞳のあどけなさに、スパイダーは正直くらりときた。
(なんと愛らしい…)
 エックスもだが、VAVAはその素体は少年体で造られている。しかし常にフルフェイスのヘルメットをつけている為、素顔を知る者は少ない。更に身体をふたまわりは大きく見せるアーマーを好んでいることもあり、こんな少年が死神VAVAだとはほとんど知られていなかった。
 そんなわけで、スパイダーももちろんこの少年―――彼にとっては少女―――が…などと預かり知らぬことであった。
「・・・・・」
「あ、Just wait…お急ぎですか?」
 VAVAにとって、この男は見たことのない奴、という認識しかなかった。なら用はない…至極単純な答えに行きついた彼は、スパイダーを無視して歩き出す。そこで引かないのが詐欺師だった。一緒に歩き出し、言葉を続ける。
「どうもね、アナタとは初めて逢った気がしないんです。俺、記憶力はいいはずなのですが…」
「・・・・・」
「ああ、もしかしたら運命の生まれ変わりというやつでしょうか?!アナタと俺とは、前世からの運命だったのかも…Romanticだと思いません?Destinyですよ!」
「・・・・・」
 一人で勝手に盛り上がるスパイダー。女は運命とかいう言葉に弱い…彼の俺理論である。
 しかしそんな彼に、VAVAは当然だが一瞥もくれない。その態度に、スパイダーはこう思っていた。
(見た目のあどけなさに反してツンデレ?幼女タカビーQueenってとこですかね…上等。そうでなくてはオトしがいもないってものですよ…うふふ…)
 どうやら、プレイボーイ魂に火が付いてしまったらしい。某ギャルゲーで攻略が難しい女の子から告白させて喜ぶタイプだ(笑)。
「俺の話を聞く暇もないくらい、アナタはお忙しい?―――Ah,解りますよ。でもね…」
「・・・?」
 強引に進もうとするVAVAの肩を掴んで振り向かせる。そのオブシディアンに、吸いこまれそうなルビーが映る。
 そうして、オンナなら誰でもとろけちゃう甘いマスク。
「これから長いおつきあいをしていく相手に、そりゃないってもんです。
 考えてもみて?今確かにアナタは忙しいかもしれない。
 でも、アナタと俺とのステキな時間は、こんな一瞬じゃ語り尽くせない。もっと…
 もっとアナタのこと、よく知りたいんです…」
「・・・・・」
 細い顎を取り、上向かせての言葉。口説くというか、半分以上は俺ワールドに浸ってしまっているその言葉に、VAVAは。
「・・・・・」
「!!」
 乱暴にスパイダーの手を払いのけると、大股でまた歩き出した。もちろん無表情で。彼はそのボディの幼さに反比例して素体でも力が強く、思いがけない反撃を受けたスパイダーは正直かなり驚いた。
(なんて力…護身用に出力だけは上げてあるんでしょうか?でも…それもまたいいですよ…)
 いい加減懲りればいいのに。
 小走りで追いつくスパイダーは、またまた調子のいいことを言いだした。
「お怒り?Sorry,so.でも、俺だってそれだけ真剣なんです。アナタという存在に出逢って…」
「・・・・・」
「おや?」
 いつの間にか居住区まで来ていたらしい。VAVAは自室の前で立ち止まり、セキュリティキーを入力してドアを開けた。
 そしてそこから見えた光景に…スパイダーは完全に勘違った。
(Queen sizeのベッド…あ、なるほど。そうだったんですね)
 物に執着もなく、欲求もないVAVAの部屋は、当然ながら殺風景である。ここから見えるのは小さな机とパソコン、そしてやけに大きなベッドがひとつ。これだけは彼のこだわりだったらしく、備品で置かれていたそれをわざわざ取り替えたものだった。
 美人と、でかいベッドの部屋で、ふたりきり。(以前似たようなことがあったのを忘れたのか)
 スパイダーの中で俺公式が瞬く間に解を持つ。
「I know, Lady.アナタがあんなに急いでらしたのは、ここで俺と(ピー)したかったから、なんですね。気づかなくてごめんなさい…Ladyから誘わせるなんて、俺としたことが…」
「・・・?」
 今度こそ、振り向かされたVAVAは眉をひそめて詐欺師を見た。しかし元来無表情な彼のそれはごくごく小さな変化で、半トランス状態のスパイダーに気づけるものでもなく。
 そして、スパイダーは。
「怖がらないで、優しくして差し上げますよ…」
 細い肩を抱いてくちびる接近。
 そして、ついに、VAVA動く。
 ボヒュッ!!!
「のぉおおおおお???!!!」
 一体どこから取り出したのだろうかというぐらいの大口径のハンドバズーカを、彼は勘違い男の顔面に発射していた。それどころか。
 バシュッ!ボムッ!ドカッ!
「うぉあ!ちょっ!待っ!」
 更に倒れたスパイダーに向かって、容赦なくバズーカを連発する。転げて逃げようとするスパイダーだが、死神の異名を取るほどのVAVAの狙いはあまりに完璧すぎていて、逃げている意味など全くないかのごとく全身に被弾していた。
 そして。
「・・・きゅう。」
 遂に退治された詐欺師。ぱたりと倒れたままぴくともしない彼に向って。
「一生寝てろ。」
 その容姿に似合わぬドスのきいたハスキーボイスで、VAVAは言い捨てたのだった。
 
「…おい、スパイダー。スパイダーって!」
「・・ん、うん…」
 どれくらい経ってからだろう。自分を呼ぶ声にスパイダーは目を覚ました。そんな彼の横腹にひとつ蹴りを入れ、名を呼んだ人物は彼を見降ろしてくる。
「何してん、こんなとこで。」
「…ダイナモ…何でアナタが…」
「俺はアンタと違ごて、正式なここの関係者やからな。そりゃ通りもするわ。」
「ツイてないな…」
 ゆっくりとスパイダーは起き上がり、ちらりとダイナモを見てすぐ視線を下げた。
「お、ご機嫌ナナメやん。さーてはまた失敗」
「い・い・え!またのおたのしみに取っておいただけです!」
「ふーん?へー、そうなんかいな。あらまー。」
「・・・・・」
 からかうような…いや、実際からかっているのだろうその口調。ムカムカしていた彼の神経に更にグサッっとくる。そして、かろうじてまだ頭に残っていてくれた帽子を手に取り、パンパンとはたいているところにかけられた言葉に、彼は固まった。
「で、アンタが何しようとかまへんけど…何でVAVAの部屋の前におるん?」
「VAVA?!VAVAって、あの?」
「?ああ、そうやけど?」
「VAVA・・・」
 思わず憎たらしい男の顔をまじまじと見てしまった。今の、聞き間違いじゃ…そう思ってみるが、彼は至って真面目である。
「VAVA…その異常なまでの破壊行動と残虐な性格で生ける伝説になっていた、あの?」
「そ。俺らかて名前だけは知ってたあいつや。まさかハンターやとは、俺もここに来て驚いたけどな。」
「念の為聞きますけど…それって、黒髪黒瞳で」
「うん。」
「エックスより小さくて」
「うんうん。」
「異様に喋らない人物…ですか?」
「うんうんうん。間違うてないで。」
「がーーーーーん!!!!!」
 何という…なんたるこった!
「この俺が、まさかまさかの4連ポカ??!」
「はぁ?」
 このシリーズをお読みいただいている方々にはおわかりだろう。
 一回戦エックス×
 二回戦ゲイト×
 三回戦ゼロ×
 そして・・・四回戦VAVA×。
「あーーーーもぉおおお!!!何なんですか!ココ絶対性別の概念間違ってます!」
 間違っているのはお前の電子頭脳だ。
「何わけのわからん…」
「解らなくてけっこうです!アナタなんかに、俺のBroken heartが解ってたまるものですか!!」
「アンタ大丈夫か?」
「俺は大丈夫です!ココが間違ってるんです!そうだ、絶対そうだ!」
「・・・・・」
 さすがの昔馴染みのダイナモでも、どうしてよいやら解らなかった。そして、彼がスパイダーをどうにかする前に。
「俺、帰ります…今日はちょっと…はぁ。」
「あ、ああ。そうか。気ィつけてな。車にはねられんなよ。」
「いっそはねられた方がいいのかも…なぁんてね…はは…」
「・・・・・」
 何だかいつもの彼からは想像できないしおらしく素直な…いや後ろ向きな姿勢に、ダイナモも拍子抜けした言葉をかけるしかできなくて。文字通り身も心もボロボロになって出入り口に向かうスパイダーを、彼は複雑な表情で見送ったのであった。
 
 
 
 
 こんかいのぼやき
・VAVAさん絡みのネタできたー!!これで全員と絡みできた!!ノルマ達成!!ていうか長い…笑。VAVAさんの心理を書こうかと思ったんだけど、あえて書かなかった。死神だから、考えてるとこが違うんじゃないかね笑。ていうか勝手に死神だの生ける伝説だの…笑。

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HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
趣味:
妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)
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