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おーとまてぃっく☆シスターズ

ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

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こんばんは、撫子です。

今回のうp品は、これまで書かなかったダイナモエックスです。避けていたわけではないのですが、これを書いたのがゲイトファミリーより後だとは…(笑)
いえっ、ダイナモエックス大好きですよ!!つーか、ダイナモそのものがすごい好きなんですけど!彼はすごい自分のツボキャラなんです!!

…というのは置いといて(笑)
短めですが、どうぞ。

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「はぁあ・・・」
 事後のけだるいあまさ。愛しいダイナモの腕の中で果てたエックスは、火照った身体を健やかにベッドに投げ出した。そこに、彼を抱いていた逞しい身体が覆い被さってくる。
「はふ・・ちゅvんむむ・・・」
 優しいキスをどちらからともなく欲して、求められて舌を絡ませる。腕を伸ばしてかたどる恋人の姿…何より安心させてくれるその鼓動、息遣い、全て。
 やがて濃厚な唇が離れ、ダイナモがエックスの隣の枕にぽすっと横になった。
「よかった?」
「・・うん、すごく・・・」
 他愛ないやりとりの間に、伸びてきた指がエックスの柔らかい頬を撫でる。問いかけに素直に応えて、少年はその腕をそっと包み、はにかんで微笑んだ。
「・・・?どうしたん?エックス。」
 優しい光のアイボリーが、愛らしいグリーンに言う。少年は恥ずかしがりだから、いつも…こうして見つめあってもすぐに視線をそらしてしまうのに。今夜は、そのまなざしを隠しもせず、じっと自分のことを見つめてくる、そのことを、ダイナモは不思議に思った。
「あのね・・・」
 ダイナモの言葉に、エックスが声を発する。
「うん、何や?」
 エックスの声に、ダイナモが応えを発する。
「あのね、ダイナモ・・・ありがとうって、言ってもいいかな?」
「ありがとうって、何が?こうしてお前を愛してることか?」
「ううん、そうじゃなくてね。」
 覗き込んでくる藍色に、少しエックスが視線を落とす。
「あのね・・・
 生きていてくれて、ありがとうって。」
「生きていて?」
 この子が何を言ってきても、驚かないつもりだった。けれど、言われた言葉は残念ながら…自分がすぐに理解できるものではなかった。その真意を知りたくて、ダイナモは尋ねる。
「それ、どういうことや?…ああ、俺がずっと流れ者やって、危険なことをしてきたってことか?」
「違うよ。あ、もちろんそのこともありがとうなんだけど、俺が言いたかったのは」
「うん。」
 見つめるダイナモの視線の中、エックスがゆっくりと、告げる。
「俺と戦ったのに、生きていてくれて、ありがとうって・・・」
 ―――その答えは、短くて、そして、的確なものだった。
 彼と自分と、その関係を、最も短くした言葉だった。
「俺とね、ダイナモは…敵同士だったよね。」
 ぽつりぽつりと、エックスがその意味を語りだす。
「俺、知ってると思うけど…たくさんのレプリロイドたちをね、撃ってきた。それは平和のためだと、そう思っていた。」
 伏せた瞳は、怯えるように潤んでいる。
「その中には、同僚や部下、先輩、いろんなひとたちがいたよ。俺は戦いたくなかったから、説得しようとした。でも、その言葉は全部…届かなかった。いっぱい悩んだ、でもそれは無駄だと…そう言って噂するひとたちもいた。」
 語る声は、悲しみを表すように揺れている。
「俺は、結局誰も…救えなかったと…そんなことを思っていた。でも…」
「でも?」
 ここで言葉を区切ったエックスが、その面を上げる。大きなふたつのエメラルドに、人影が映る。それは、
「ダイナモだけは、違ってた…」
彼にとって何より愛しい、そのひとの姿…
「ダイナモは、俺に『生きる』っていう言葉を使った。そして、その言葉どおり、生きてくれた。ダイナモは俺と何度も戦ったけど、そのたびに『生きる』って言って、戦いをやめてくれた。だから、今こうして俺とダイナモは、愛しあえてるんだ…そうだよね?」
「エックス・・・!」
 震える天使のエメラルドを、それ以上ダイナモは見つめることができなかった。この可愛い天使は、一体この小さな身体に、どれほどのことを秘めているのだろう。そんなことを思って、胸が熱くなった。そうしたら、こうして強く、ぎゅっと抱きしめずにはいられなくて。
「ね、間違ってないよね?ダイナモは、生きて…くれたんだよね?」
「ああ、間違うてない。この俺が、生きるために戦わんでどうするん?」
「生きて、そして、俺を…選んでくれたんだよ、ね?俺の声、届いたと思っていいんだよね…?」
「そうや、お前の言うとおりや。こうしてこの世界のために『生きる』って、それも悪くないと俺は思えた。お前を、愛せたからや…」
「ダイナモ…」
 広い背中に回された腕は、すがりつくように、でもまだ惑うように動いていた。そして、ダイナモはその胸に抱いた天使の瞳から、溢れる雫を感じた。
「エックス…顔、上げや?」
「っ・・・」
 優しく顔を上げさせれば、ゆっくりと彼はそれに応じた。そのかんばせは、透明な…流れる涙に染まっている。
 ああ、そうだ…この彩の美しさに、自分は惹かれた。
 この彩を愛した、けれど、この彩にこの子の顔を染めてはいけないと…思った。
 だから、この子を護ると決めたのだ。
 他の何を失ってもいい、この子を、この子だけを…
「エックス…」
 長い指で涙を拭いながら、ダイナモは言った。
「俺は、お前のために『生きる』。そのために、こうして今おる。」
「うん・・・うん。」
 自分にこんな優しいことが言えるなんて、そんなことも気づかないで長い間過ごしてきたけれど。
 それを気づかせてくれた天使に、彼は、そっと誓いを立てた。
「約束する。俺のこの命は、お前のものや。
 お前が俺に『生きていてありがとう』と言うなら、俺は…
 俺は、お前に言う。
 『愛してくれて、ありがとう』と・・・」
 
 
 
 
 こんかいのぼやき
・イメージよりもテーマがでかくなったが…本筋は合っているはず。ダイナモぴめイイネ!
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プロフィール
HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
趣味:
妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)
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