おーとまてぃっく☆シスターズ
ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

ホワイトデーネタ、ダイナモ×エックスです。
タイトルは雰囲気重視でつけたので文法とか調べてなくていい加減です(汗
この二人は一度ラブラブになったらとっても穏やかなラブカップルになってくれそうだな~と思います。
そんな彼らの日常といった感じで書いてみました!
ダイナモがかなりデレデレです(笑)
バター、小麦粉、砂糖、卵、バニラエッセンス少々
甘い香りに目覚める朝
それはそれは心地よく、わくわくさせる3月14日
「ええにおいやな~」
「あ、見ないでよ!」
ひょっこりと台所に顔を出すダイナモ。可愛い恋人がエプロンをしてせっせと何か作っている。けれど、何を作っているのか、何のために作っているのかは教えてくれない。
台所立入禁止!なんて言われてしまい、台所を追い出される。
秘密…のつもりらしい。もうとっくに、何のためなのかなんてわかっているんだけれど。ダイナモはにやにやしたまま、また時々台所を覗いてエックスに怒られるというパターンを繰り返している。
部屋中甘い香りと幸せの空気に満ち満ちていく、最高の休日をダイナモは心から楽しんで。
「エックス…可愛いやっちゃな~」
懸命に秘密にしながら、自分のためのクッキーを焼いているエックスを想って、嬉しくてついつい口元が緩む。今日はなんたってホワイトデーなのだ。あれはバレンタインのお返しに違いないのだ。
一月前のバレンタインを思い返す、あの日はダイナモからはチョコをプレゼントしたのに、忙しかったエックスはすっかり忘れていたのだ。そのことをまだ気に病んで、とびきりのお返しを準備しているらしいのだ。
「あーこんなに愛されてるんやったら、俺は別にプレゼントなんてなーんもなくても…へへ」
そうしてまたダイナモの足は台所へ向かう。甘い香りに誘われて…甘く香ばしい…随分と香ばしい…あれ?このにおいは…
「あちゃー、ほとんど焦げとるなぁ」
「だ、ダイナモ!?見ないでって言ったじゃないか!!」
台所に来てみると、オーブンからすっかり焦げたクッキーの一群を取り出し半泣きで眺めていたエックスがいた。
料理上手なエックスだが珍しく失敗してしまったらしい。
「ごめん…ダイナモ…君のために作ったのに…」
心底申し訳ないといった感じで大きな瞳をうるませるエックス。しょんぼりと肩を落とす彼の頭をダイナモは優しい笑顔でなでる。
「ええやん、今日なんの日かわかっとるもん」
優しく愛しい声音に、まだ潤んだままの瞳でエックスが顔を上げる。
「お前の気持ちが嬉しいんや…」
「ダイナモ…でも…」
ダイナモの笑顔に、涙はおさまったようだが、まだ言い淀み再び焦げたクッキーに視線を落とす。
ハートや星など様々な形に丁寧に型抜きされたクッキーが、その色をすっかり黒くして並んでいた。
その中の一枚、ハートのクッキーを指してダイナモは声をあげた。
「あ、見てみ!これだけ無事やん!一緒に食べよ」
全て焦げてしまったかに見えたが、一枚だけ、ほんのり縁が焦げただけで済んだクッキーがあった。エックスの愛を象徴するような、かわいらしいハート型の。ダイナモはその一枚を優しく大事そうに指でつまみあげる。
「これ、一緒に食べよ、な?」
そう言ってにっこり笑い口にくわえ、エックスに差し出した。エックスは恥ずかしげに頬を染めて、やっと可愛い笑顔を覗かせる。
「ダイナモ…」
背の高いダイナモの口に届くよう、ちょっぴり背伸びをしてクッキーを口にする。
二人でハートを分け合うホワイトデー、それはそれは暖かくて幸せにさせる…3月14日
終

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