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おーとまてぃっく☆シスターズ

ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

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4つ目がばばさんです。うちのばばさんは本当にしゃべってくれないので、自分にとってもある意味謎キャラです(笑)この話には、ばばさんのアーマーの下の素体のことが触れられていますので、「彼はアーマーじゃなきゃ!」という方はご注意ください。

百花繚乱、四の舞は死神との春のひととき…

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「えっと、まだ回ってないところは…」
 きょろきょろと辺りを見回しながら、ハンターベースの中を青い子が歩いている。手には何だか大事そうな、言葉がたくさん並べられた小難しい書類。その紙の下部には小さく欄が取られており、そのうちのいくつかには赤いハンコが押されていた。
 エックスは今、報告書の提出認めをもらうために上司たちを探していた。ランクのあるハンターになれればそこまで厳しくはないが、新人の任務は研修も兼ねた意味合いが大きい。研修に対するレポートの提出だと思えばいい。
「あ、あれそうかな?―――あの、すみません!」
 向こうに探している上司の一人を見つけたエックスが、小走りでその人物に近づく。立ち止まったその人に報告書を見せながら、彼は言った。
「4.11のミッションのレポートです。確認していただいたら、ハンコをお願いしたいんですが…」
「ああ、ご苦労さん。今見るからちょっと待って。」
「はい。」
(よかった、これでもう少しで提出できる…期限は明日までだけど、何とかなるかな…)
 呼び止めた上司は気さくに接してくれて、その場で報告書を読み始めた。エックスはその結果を、傍に立って待っていた。彼の頭の中にあったのは、ここで認めのハンコをもらうことだけだった。
 そんな場に、突如として乱入者が現れる。
「いてっ!ちょっ、誰?」
 突然の出来事に、エックスは対応できなかった。彼の細い腕を、何者かが後ろから掴み、力任せに引っ張ったのだ。思わずよろけて、エックスはその人物の胸に倒れこむ。そしてそいつの顔を見上げて…
「…VAVA?」
 …正直、血が凍るかと思った。そこにあったのは表情の伺い知れない、フルフェイスのヘルメットの顔だった。この距離で見上げているというのに、その素顔は少しも見えない。
「VAVA、何してる…?!」
 それでも何とか温和に言葉をかけたエックスだが、その彼に対してVAVAが取った行動は一方的だった。
「ちょっと、離してよ!待って…」
 VAVAは細腕を掴んだ手をそのままに、どこかへ向かって歩き出した。またも引っ張られたエックスは抵抗できず、そのまま連行される形となる。
「やめてよ、俺今レポートを…ねぇ!ちょっと!」
 ずるずるとなすすべもなく、少年は引っ張られていく。
「お、おい、エックス君!」
「すみません!あの、すぐに戻りますから!本当にごめんなさい!」
 レポートをチェックしてくれていた上司に何とかそれだけを言い残すと、エックスの体は廊下の向こうに消えていった…
 
 VAVAに連れられたエックスは、ハンターベースの外に出た。そのまま引きずられているだけではあまりにみっともないので、頑張って体勢を少し整え、歩いているように見える姿勢になっている。
「用事があるの?外で?」
「・・・・・」
 エックスは、何か彼が話でもあるのかと思った。それもちょっと、込み入った内容の。だから彼は自分を連れて外に出て、ここで話をしようとしているのだと思った。
 しかし。
「・・・・・」
「…あれ?ちょっと、どこに行くの?」
 VAVAの歩みは、全く止まる気配がなかった。いつもの少し早足のまま、尚もどこかに向かおうとしている。
 やがて彼らはハンターベースの門まで辿り着き、何の躊躇もなくそこをくぐり抜け。
(これって、無断外出なんじゃ…)
 ちらりとそんな嫌な単語が出てくる。ハンターベースはそれほど規則を厳しくしているわけではない。おそらく、こちらが丁寧に謝れば済むことだろうと思われる。しかし、VAVAはともかくエックスはまだまだひよっ子の新人。怒られるとしたらこっちだ。
(えと、やばくないかな?)
「VAVA、お願いだから離してよ!俺まだ用事してたんだよ?!ねぇ!」
「・・・・・」
 たまりかねて、さっきより少しきつめに抗議をしてみた。しかし。
「、痛っ!痛いよ、そんなに力入れないでよ!」
 VAVAは言葉を返すより、不満を行動に表した。エックスの腕を掴む手に、思い切り力を入れたのである。その容赦のない強さに、エックスは今更ながら、自分を連れている人物の冷たさを知ったような気がした。
「わかったよ、俺、一緒に行くから。だからちょっと力、抜いてもらえる?」
「・・・・・」
 自分の言った言葉に対して、腕の痛みが引いたのに軽く安堵した。もう抵抗はせず、エックスは先輩の後をついていく。
「・・・・・」
「・・・・・」
 無言で、道行く人々とすれ違う。何となくエックスは気まずかったが、もちろん先を行く人物がそれを気にするはずもなく。
 二人は建物が並ぶ街並みを抜け、左手に川がある道に入った。雑踏の音はもう聞こえず、穏やかな空気が強くなる。
(一体どこに行くんだろう)
 そんなことを思っていたエックスに何も告げず。
「!わっ。」
 先を行っていたVAVAが、突然立ち止まった。そして、川の方へと降りて行こうとする。エックスもそれに従った。
 すると、ただただ戸惑いながら歩いていたエックスの目の前に、今まで気がつかなかった光景が広がった。
「わぁ・・・!桜!」
 そこは、緩やかな傾斜の土手になっていた。小さいながらもきれいな桜の花が咲き誇り、春のひとときを演出している、そんなかんじの。下の方には公園と、その傍を流れる川が見える。
「きれいだね…」
 エックスは連れて行かれながら、それでも薄紅の風情に心ひかれた。
そんな彼の方に、また足を止めたVAVAが振り向く。そして、今日初めてエックスに向かって、声をかけた。
「・・・座れ。」
「え?座れって…ここに?」
 突然のことに、きょとんとするエックス。言葉の意味するところを計りかねて首を傾げる彼に、
「・・・座れ。」
同じ言葉がかけられる。それも、何となく怒気をはらんでいるような。
 先ほど腕を掴まれたことを思い出したエックスは、大人しくそれに従い、柔らかな土の上にちょこんと座った。
「あの…それで?」
 見下ろすVAVAに、見上げるエックス。その威圧するような態度に、エックスははっと気がついた。
(もしかして俺…これからお説教とかされる?)
 え?どうして?自分は彼の気に入らないことをしただろうか。
 思い当たる節は全くなかったのだが、それくらいしか想像できなかった。気に入らない後輩をシメるために?だとしたら、本当に恐ろしい事態だ。
(あーん、どうしよう…逃げた方がよかったかなぁ…)
 後悔しても遅いけれど…そんなことを思ったエックスの目の前。
 彼は信じられない光景を見ることになる。
「?!VAVA?」
 何とVAVAはそのアーマーに手をかけ、取り外し始めたではないか。特注だというそれらは重厚な素材で出来ていて、次々とVAVAが放り投げるのにゴトッと重い音を立てる。
「え?ええ?」
 突然の出来事に、エックスはわけがわからない。これは止めた方がいいのか?見ているのがいいのか?
 そうこう思っているうちに、VAVAの素体が現れてくる。そしてそのボディに…エックスは次第に純粋に驚きを覚えていた。
(VAVAって、本当は小さい?俺と同じか…俺より小さいかも?)
 そう、重厚なアーマーの下にあったのは、少年の身体だった。普段見ている彼のボディより、ふたまわりは小さい。カーキの軍服に包まれた素体は、自分と変わらないくらい幼い。
(意外…だな。知らなかった)
 最後に、VAVAは顔を隠していたヘルメットを取り去った。その顔は…ボディに比例した年齢だった。大きな黒い瞳に長いひとくくりにした黒髪…彼が頭を振ると、長い髪がふわりと風に舞った。そこまでして、VAVAは驚くエックスをその瞳に映した。
「あ、あの、えっと…その…」
 底の見えないほどの黒い大きな瞳…吸い込まれそうなそれに捉われ、エックスは何と言えばいいか解らなかった。戸惑っているのは明らかなのに、VAVAは彼を見つめるのをやめようとはしない。
(どうしよう…)
 と、VAVAがエックスに近づいてきた。
「VAVA?あの…」
 何とか声をかけようとするエックス。そんな彼の隣に、VAVAはいきなり座りこんだ。そして、
「・・・眠い。」
それだけ言うと、ドカッ!とエックスの柔らかい太股に頭を預けてきた。
「ちょ、?!眠いって何?!ていうか何してるの?ねぇ!」
 当然、エックスは焦った。しかし、自分の問いは全く無意味だということを彼はすぐに知る。何故なら…
「・・・ZZZ・・・」
「は、早い…」
 VAVAは本当に眠ってしまっていた。驚きの寝つきの良さだ。の○太も真っ青である。
「VAVA…もう…」
 優しいエックスは、完全に眠りについてしまった彼を起こす気になれなかった。溜め息をつくと、頭上の桜を仰ぎ見る。
「きれい…」
 それまでゆっくり鑑賞する暇がなかったが、ここは穏やかな場所だった。優しい風が吹き、下の公園からは、そこで花見を楽しむ人々の声が聞こえる。更に耳をすませば、川のせせらぎも聞こえてきた。
 エックスは目を細めて、頭上の薄紅から漏れてくる陽光を見る。
「…そうだね、ここでお昼寝できたら、とても気持ちいいかもね。
 でも、今日はVAVAにいっぱい驚かされたよ。そのボディもだけど、それより、こんな素敵な場所を知ってたっていうこととか…ね。」
 呟いて、膝に抱いた彼の顔に視線を落とす。その目の前で、薄紅のはなびらが一枚、VAVAの長い前髪にふわりと落ちた。
「VAVA…悪いけどそれ、似合ってるよ。なんてね。」
 あどけない少年の寝顔に、それはとても似合っていた。何となくはなびらを取るのは惜しい気がしたので、代わりに優しく前髪を梳いてあげることにした。触ってみると、見た目の通りに素直で真っ直ぐな髪質をしている。
「もしかしたら、VAVAって本当は優しいの?もしかしたら、俺が忙しくしてたから、一緒にここでゆっくりしろって、言いたかったりしたの?…なんて聞いても、答えてくれないよね。」
 エックスは自分の想像にくすりと笑う。いつもそうだ、彼は何も言ってくれない。でも本当は、こんな素敵なことを考えてくれてるのかな…もちろん、尋ねるつもりもないけれど。
「このまま君を置いていくわけにもいかないよね。」
 また、エックスの指がVAVAの髪に触れる。
「じゃあ俺も、ちょっと寝ちゃおうかな…」
 おっとりと呟くと、彼はそっとグリーンの瞳を閉じ、素直な感覚に身を委ねた。
 ゆうるりと流れる時間の中…二人の少年が、穏やかな春に包まれていた。
 
 
 
 
 今回のぼやき
・これも、当初書きたかったのを全部入れるとかなりのボリュームになるので一部カット。短くなっちゃったらどうしよう…という心配は不要だった(笑)
 VAVAさんは何を考えていたのかとか、そういうことは書かない、というのがスタイルになりつつある。無口だから、自分で語ることもないしね。何かで形にした方がいいの?というのは思案中。
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撫子&ミム
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自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)
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