おーとまてぃっく☆シスターズ
ロックマンXのエックス受け中心ブログです。エックスが可愛くて可愛くてしょうがなくてこんなことにwwあまりの可愛さに、エックス=ぴめと呼ばれています。 お相手はゼロ様はもちろん、ダイナモやゲイトやVAVAさんや、もうごった煮状態w 撫子→音速のネタ出し隊長、光速の物忘れ将軍。 ミム→闇の世界で暗躍する外付けハードディスク。

辺りはすっかり夕刻。赤い夕陽に照らされながら、彼らは歩いていた。
「いかがでしたか?Lady.楽しんでいただけた?」
「うん!」
「Ah,それはよかった。」
元気な家族連れが、エックスとスパイダーを追い越していく。まだ幼い子供が、親の腕に抱きついて甘えているのを見たエックスが、優しい微笑を浮かべた。それを隣で見つめながら、スパイダーはこう切り出した。
「ところでLady.オトコっていうのは、タダでは働かないものなんですよ。」
「え?」
もとはと言えば自分が彼をさらってきたのに、あまりにも勝手な言い分。しかし純粋なエックスがそのことを口にしようとしたその時。
「あ!」
それまで紳士を演じてきた詐欺師が、姫君の細い腰を抱えて抱き寄せる。向かい合う形にされ、あまりに近い位置にいる彼に、姫君は戸惑って。
「スパイダー、何する」
「・・・思い出を・・・」
「思い出?」
「そう。」
天使の顎を取り、上向かせて、端正な詐欺師の顔が近づく。
「アナタに捧げた今日の思い出と引き換えに、俺にもアナタの思い出を…」
「・・・・・」
夕陽に染まるテーマパーク、長く伸びた影、あまいマスクのなんてロマンチックなこと?
―――けれど。
「~~~いやっ!!!」
バチコーン☆
「あいたっ!!」
物語は、そうそうウマイ話ばかりじゃない。流されずに何とか踏みとどまったエックスが、スパイダーの頬を思いっきりはたいていた…
(え?失敗?この完璧なPlanが?そんなわけ)
「Lady,ちょっと待って」
「―――待つ必要はない。」
「え。」
何だか恐ろしい声がした…と思ったら、ぐりっと何かが後頭部に当てられたのをスパイダーは感じた。
「ゼロ!」
「ゼロ…えぇえ?!」
嬉しそうに微笑む天使が、彼の元を離れゼロの元へ行ってしまう。それを追いかけようとしたスパイダーだが、
「動くな。ぶち抜くぞ。」
「そんな、物騒な」
「アンタの負けや、素直に認めや?」
「ダイナモ!―――アナタたち、どうしてここが?!」
「残念だったね。僕の発信機には気づかなかっただろ?」
「発信機?」
ダイナモの背後から現れたスタンガンのLadyゲイトが、部屋でいじっていた小型のCOMを取り出して見せる。
「以前エックスのメンテをした時にね、このCOMでだけ追跡できるチップをセットしておいたんだ。まさか、こんな形で役に立つなんて。」
「そんな!それは詐欺でしょう!」
「アンタが言うなやホンマモンの詐欺師が。」
「・・・詐欺師・・・」
「ヴ、VAVAまで…」
「おっと、俺らも忘れちゃ困るよ。」
「誰です?アナタたち。」
「エックス隊長ファンクラブ…もとい、第17部隊だ!」
一種、異様な光景である。
テーマパークに似つかわしくない武装をした男たちがぐるりとスパイダーを取り囲み、徐々にその輪を狭めている。
「あ、アナタたち、こんな公共の場所で武器なんて使っていいとでも?」
必死に逃げる糸口を見つけようとする詐欺師だが。
「問題ない。そのための許可なら取ってある。」
「うそ~~~ん!!」
あまりの展開のよさに思わず叫ぶ。というか、何でここに隠し武器のひとつも持ってこなかったのか…彼は今本気で後悔していた。
「・・・殺す・・・」
VAVAが無表情で呟く。
「君、一度痛い目見た方がいいよ。」
ゲイトが戦闘時の黄金の鎧を換装する。
「貴様、明日の朝日は拝めんと知れ。」
ゼロがバスターをまたぐりぐりと押し付ける。
「ていうわけや、おとなしゅうした方がええで?」
ダイナモが腰のブレードを抜く。
・・・それを見ていたスパイダーは。
「・・・逃げるが勝ち~~~!!!!」
『待ぁあああてぇええええ!!!!』
先ほどまでの色男っぷりもどこへやら、一目散にダッシュして逃げ出した。それを、その場にいた全員が追いかける。
「逃げるな貴様ぁあああ!!!それでも男かぁああ!!!!」
「関係ありませ~~ん!!」
「動くと狙いがそれるよ~~?!!」
「じゃあ撃たないで~~!!」
「ブレード投げよかぁあ??!!」
「昔のよしみで見逃して~~!!」
「・・・・・」
「アナタは黙ってるのが一番怖い~~!!」
「よくも隊長を!!」
「何もしてませんったら~~!!」
後に取り残されたのは、エックスただひとりである。いや、もうひとつ…
彼の腕の中にある、スパイダーがとってくれたぬいぐるみ。
「・・・へんなやつ。」
呟いて、でもそれを捨てたりはせず、ぎゅっと抱きしめる。
バックで、集中砲火をよけまくりながら逃走を図るスパイダーの影が、夕陽に映っていた。
こんかいのぼやき
・長い!!(笑)何でこんな長いの(笑)なんとなくうる星~と韓流を合わせたようなのになった(笑)こういう強引なデートって韓流多いんだよね~~。
何はともあれ、おそらくこれで第Ⅰ部完結!お疲れさまでした!
「いかがでしたか?Lady.楽しんでいただけた?」
「うん!」
「Ah,それはよかった。」
元気な家族連れが、エックスとスパイダーを追い越していく。まだ幼い子供が、親の腕に抱きついて甘えているのを見たエックスが、優しい微笑を浮かべた。それを隣で見つめながら、スパイダーはこう切り出した。
「ところでLady.オトコっていうのは、タダでは働かないものなんですよ。」
「え?」
もとはと言えば自分が彼をさらってきたのに、あまりにも勝手な言い分。しかし純粋なエックスがそのことを口にしようとしたその時。
「あ!」
それまで紳士を演じてきた詐欺師が、姫君の細い腰を抱えて抱き寄せる。向かい合う形にされ、あまりに近い位置にいる彼に、姫君は戸惑って。
「スパイダー、何する」
「・・・思い出を・・・」
「思い出?」
「そう。」
天使の顎を取り、上向かせて、端正な詐欺師の顔が近づく。
「アナタに捧げた今日の思い出と引き換えに、俺にもアナタの思い出を…」
「・・・・・」
夕陽に染まるテーマパーク、長く伸びた影、あまいマスクのなんてロマンチックなこと?
―――けれど。
「~~~いやっ!!!」
バチコーン☆
「あいたっ!!」
物語は、そうそうウマイ話ばかりじゃない。流されずに何とか踏みとどまったエックスが、スパイダーの頬を思いっきりはたいていた…
(え?失敗?この完璧なPlanが?そんなわけ)
「Lady,ちょっと待って」
「―――待つ必要はない。」
「え。」
何だか恐ろしい声がした…と思ったら、ぐりっと何かが後頭部に当てられたのをスパイダーは感じた。
「ゼロ!」
「ゼロ…えぇえ?!」
嬉しそうに微笑む天使が、彼の元を離れゼロの元へ行ってしまう。それを追いかけようとしたスパイダーだが、
「動くな。ぶち抜くぞ。」
「そんな、物騒な」
「アンタの負けや、素直に認めや?」
「ダイナモ!―――アナタたち、どうしてここが?!」
「残念だったね。僕の発信機には気づかなかっただろ?」
「発信機?」
ダイナモの背後から現れたスタンガンのLadyゲイトが、部屋でいじっていた小型のCOMを取り出して見せる。
「以前エックスのメンテをした時にね、このCOMでだけ追跡できるチップをセットしておいたんだ。まさか、こんな形で役に立つなんて。」
「そんな!それは詐欺でしょう!」
「アンタが言うなやホンマモンの詐欺師が。」
「・・・詐欺師・・・」
「ヴ、VAVAまで…」
「おっと、俺らも忘れちゃ困るよ。」
「誰です?アナタたち。」
「エックス隊長ファンクラブ…もとい、第17部隊だ!」
一種、異様な光景である。
テーマパークに似つかわしくない武装をした男たちがぐるりとスパイダーを取り囲み、徐々にその輪を狭めている。
「あ、アナタたち、こんな公共の場所で武器なんて使っていいとでも?」
必死に逃げる糸口を見つけようとする詐欺師だが。
「問題ない。そのための許可なら取ってある。」
「うそ~~~ん!!」
あまりの展開のよさに思わず叫ぶ。というか、何でここに隠し武器のひとつも持ってこなかったのか…彼は今本気で後悔していた。
「・・・殺す・・・」
VAVAが無表情で呟く。
「君、一度痛い目見た方がいいよ。」
ゲイトが戦闘時の黄金の鎧を換装する。
「貴様、明日の朝日は拝めんと知れ。」
ゼロがバスターをまたぐりぐりと押し付ける。
「ていうわけや、おとなしゅうした方がええで?」
ダイナモが腰のブレードを抜く。
・・・それを見ていたスパイダーは。
「・・・逃げるが勝ち~~~!!!!」
『待ぁあああてぇええええ!!!!』
先ほどまでの色男っぷりもどこへやら、一目散にダッシュして逃げ出した。それを、その場にいた全員が追いかける。
「逃げるな貴様ぁあああ!!!それでも男かぁああ!!!!」
「関係ありませ~~ん!!」
「動くと狙いがそれるよ~~?!!」
「じゃあ撃たないで~~!!」
「ブレード投げよかぁあ??!!」
「昔のよしみで見逃して~~!!」
「・・・・・」
「アナタは黙ってるのが一番怖い~~!!」
「よくも隊長を!!」
「何もしてませんったら~~!!」
後に取り残されたのは、エックスただひとりである。いや、もうひとつ…
彼の腕の中にある、スパイダーがとってくれたぬいぐるみ。
「・・・へんなやつ。」
呟いて、でもそれを捨てたりはせず、ぎゅっと抱きしめる。
バックで、集中砲火をよけまくりながら逃走を図るスパイダーの影が、夕陽に映っていた。
こんかいのぼやき
・長い!!(笑)何でこんな長いの(笑)なんとなくうる星~と韓流を合わせたようなのになった(笑)こういう強引なデートって韓流多いんだよね~~。
何はともあれ、おそらくこれで第Ⅰ部完結!お疲れさまでした!
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プロフィール
HN:
撫子&ミム
性別:
非公開
職業:
腐女子
趣味:
妄想
自己紹介:
当時からのロックマンX燃えが萌えにまで高まってしまったかわいそうなお友達。最初はゼロ、ダイナモだけだったちゃんこの具が、ゲイトやVAVAにまで広がっている。このままだとシグマウイルスに汚染される日も、そう遠くはないかもしれない(笑)


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